チャーガ(カバノアナタケ)
チャーガと他の生薬との併用
活性酸素とSODの研究では世界的権威の丹羽耕三博士は、自身の開発した「SOD様作用食品」や天然の生薬を治療に取り入れ、生薬の持つ特効の組み合わせによる相乗効果を長年に渡り研究しています。チャーガに関してもその効果に早くから注目し治療に取り入れています。
博士は、1984年(昭和59年)、当時小学生のご長男が白血病を患い、抗がん剤治療により、臨終でもがき苦しんで亡くなるのを目の当たりにします。そして、抗がん剤とは絶対に縁を切ろうと心に誓い、副作用のない治療法の開発に研究所の設備を総動員し多額の資金を導入し取り組みます。以下は丹羽靱負(耕三)博士の記述です。私は、1962年(昭和37年)、大学医学部を卒業しました。
大学では“がんには抗がん剤・放射線治療、皮膚筋炎・SLEなどの重症の膠原病にはステロイドと、これしか教えてもらえませんでした。教科書にもこれしか書いてありませんでした。私は少し疑問がありましたが、これが医師の正義と思って大学を卒業して23年間何百人の患者さんに化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療法を行ってきました。また、千人近い重症膠原病患者さんにステロイドを内服させてきました。
そのがん患者さんの中の大部分を占めた進行・末期がん患者さんは、全員抗がん剤の副作用で苦しんで亡くなっていきました。亡くなった患者さんの大半の直接の死因は、がんではなく抗がん剤の副作用でした。
ただ、この方法しかないし、どこへ行っても、こういう治療しかやっておられないので、私も苦しんで亡くなっていく患者さんを目の当たりにしながらこの治療を続けてきました。
丁度今から23年前です。私の小学2年の長男が急性骨髄性白血病にかかりました。
私は当時、化学療法(抗がん剤治療)が正しいと思っていましたので、自分で治療をしても、子供がわがままを言いますし、客観的で冷静な治療が出来ないので、某医大にあずけ、化学療法の治療を約1年3ヶ月受け、今まで亡くなっていったがん患者さんも皆苦しんで亡くなりましたが、この苦しみの比ではなく、長男はこの世の最高の凄惨そのものの地獄を見ながら、臨終でもがき苦しんで亡くなっていきました。
誠に申し訳ありませんが、今までは、私は他人が苦しんで亡くなって逝くのを見てきましたが、それほどショックがなかったのでしょう。最愛のわが子にこの死に様をみせられて私は初めて目が覚めました。
科学的に冷静に抗がん剤とがん・正常細胞との相関関係を考えてみますと、一般に、乳がん、子宮がん、直腸がん、前立腺がん、甲状腺がんに精嚢がんや手術可能でリンパ節転移もない胃がん、肺がん(非小細胞)などは、早期に切除すれば60~70%の患者は生き延びますが、それ以外のがんは、早晩、進行がん、末期がんに進展し、これらのがんは、同じ人間の体の中に、正常な細胞と、それより何十倍も強い岩のようなお化けのようながん細胞が共存しているのです。
がんに効くクスリは無数にありますが、抗がん剤を使うと、がんは確かに弱って小さくなりますが、絶対にゼロにはなりません。一方、人間の正常な細胞はきつい抗がん剤のため、髪の毛は抜けるわ、食事は食べられなくなるわ、嘔吐はするわで、抗がん剤の強い副作用で苦しみます。
これ以上抗がん剤を続けると人間が苦しんでしまうので途中で止めます。止めて4ヶ月もするとがんはまた勢いを盛り返してきて、レントゲンやCTを撮ると、腫瘍が2~3倍になり、マーカーも3~4倍に上昇し、また抗がん剤を開始します。いくら新しいきつい抗がん剤をやっても、がんはがんで、一定の所で全滅せずに残存してふんばります。
一方、人間の正常な細胞の方は、またきつい抗がん剤をかぶせられ、脱毛、嘔吐で苦しみます。こういう事を繰り返しているうちに、結局、がんよりも先に人間が苦しんで亡くなっていくのです。
よく考えてみると、意図明瞭な自然の摂理であります。
- 抗がん剤との決別
- 私は息子の生き地獄をみて大ショックで、当分の間放心状態で何も手につかず、医師を続ける事さえ自信を失い、もう抗がん剤とは絶対に縁を切ろうと心に誓いましたが、といって今ある漢方薬、健康食品などの自然回帰的な治療を息子にも使ってみましたが、副作用はないが、全然効果がなく、このような治療でも人を救えない。しかし、私はもう抗がん剤に戻る気はしませんでした。
私はそこで、こういう副作用のない漢方的なものを、何とか効果が出るような天然の生薬の活性化方法はないかと、研究所の設備を総動員し多額の資金を導入して20年間天然の生薬の活性化方法の研究に没頭し、10年位前からかなり効果のある副作用のないクスリの開発に成功し、最近特に次々と新しい天然の生薬の活性化方法を会得し、現在全国で千人以上の進行・末期がん患者さん、それに数百人の重症膠原病患者さん、それにリウマチ、喘息、更に1万人に余る重症のアトピー性皮膚炎の患者さんをかかえて、私は一応、西洋医学の教育を受けて来ましたので、5%は化学薬品、抗がん剤、ステロイドも使い、血液の検査も行い、CT、レントゲン写真も撮り、科学的な根拠のもとに診断治療して行きますが、使っているクスリの95%は、副作用のない漢方的なもので非常に優れた治療効果のある副作用のない天然の生薬に加工し、これだけの患者さんをかかえて治療させていただいております。また、現在約200名の医師達が丹羽療法研究会(SOD臨床研究会)に入会され、全国で私の治療をやって下さっています。
- 丹羽療法の生薬活性化の秘訣
- 現在の私のがんの治療薬の開発状況並びに特殊加工による生薬活性化のメカニズムについて少し記載しますと、先ず、一般に自然の生薬中に含有される抗酸化物質あるいは制がん物質は、低分子であろうと高分子化合物であろうと、そのまま内服した場合は、お互いに重合し合っているため、生体で有効な活性化物質として作用しにくく生薬のbioavailability(生化学活性)を高めるためには、私の開発した4~14μm遠赤外線焙煎に発酵法を施して、重合された結合物質からfreeの低分子或いは高分子の活性化物質を遊離させることです。現在主に使用する生薬は、BG-104(各種の漢方生薬の混合)、アガリクス、ビワの種、冬虫夏草、岳樺(チャーガ)、鹿角霊芝、紅豆杉(オンコの木)、ブラジル産Tecoma
I Martの酢酸抽出エキスなどを以上の加工法でそれぞれ処理し、過去15年間(一部のものは2~3年間)にわたって約1500例の悪性腫瘍(malignancy)患者に使用してきました。
特に前述の紅豆杉にはタキソールが、Tecomaにはアドリアマイシン、マイトマイシンの抗がん物質であるフラノナフトキノン(FNQ)が大量に含有され、正常細胞は避けてがん細胞を選択的に攻撃します。
また、特に重症の進行がん患者さんは入院させ、成分尿療法(尿中に存在する制がん作用のある有効成分を機械で比重の差によって早朝尿より取り出して内服させる…尿の臭ささも無く10~20ccの透明の液体や、生体の正常な細胞を活性化さす遠赤外線マグニーサンドバス入浴療法などを主体とした治療法も行います。
なお、上記の治療薬は末期がん患者でも2~3週間内服すると一応元気が出たり、食欲が出たり血色も良くなり、仮に亡くなっても、2~3ヶ月以上内服している患者は臨終に絶対と言ってよいほど苦しみません。一般にがんの治療として我々は、完治や長期延命のかなり望める子供の急性リンパ性白血病や悪性リンパ腫(但し、再発を繰り返している症例は除く)、更に精嚢がん等には積極的に化学療法や放射線療法をすすめますが、進行がんの患者などは、抗がん剤を打っても苦しむだけで、残された余生のQOL(生活の質)を考えて化学療法をせずに、我々の上述の治療を行っています。
このような丹羽靱負(耕三)博士の治療法は、薬害、西洋医学の限界が叫ばれる昨今、東洋医学が脚光を集め、天然の生薬が市場をにぎわせていますが、単体ではなく、あらゆる治療の組み合わせ、西洋医学と東洋医学、化学薬品と天然の生薬、それぞれの特効を科学に基づきバランスよく融合していくことが、21世紀の医学の課題と丹羽靱負(耕三)博士は警鐘しているのではないでしょうか。
[チャーガの煎じ方]土佐清水病院方式
- 土瓶にマグニーセラミックボール200gを入れる。
- 水500mlに対してチャーガ粉末2g(1リットル→4g)を水の状態から入れ、強火で沸騰させる。
- 沸騰したら弱火で200mlになるまで煮出す。(ここまでは土瓶の蓋は外す)
- 火を止めたらそのまま8~10時間蓋をして放置、1日→200ml
※ まとめて1~2リットル作ると便利です。
- 作ったものは2~3日で飲みきる。
以上は入院患者さん用の煎じ方ですが、健康維持が目的でしたら、同量を20~30分煎じて飲まれてもいいようです。