化学物質と活性酸素
農薬・殺虫剤などの化学物質は活性酸素を生む。丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長:「激増 活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版刊)から引用
化学物質のうち、わかっているだけでも農薬(除草剤)・殺虫剤・医薬品(主として抗がん剤)は、人体に入りますと、活性酸素を体内に大量に産生します。
農薬(除草剤・パラコート)は発がん物質、奇形の原因
- 除草剤は草の遺伝子を破壊して、草を枯らす
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年に5,6回は新聞紙上を賑わしている除草剤・パラコート(グラマキソン)を草に散布しますと、翌朝には、ものの見事に草はすべて枯れてしまっています。
この作用機序は放射線と全く同じで、パラコートにより、草の細胞の核のDNA上に、強力なOH・(活性酸素の一種)が作られ、このOH・がDNAを破壊してしまうのです。
人間が飲むと致死率はほぼ 100%で、肺の細胞核のDNAを破壊し、肺の弾力性(呼吸能力)を失わせ、6g以上内服した場合は、一週間近くで呼吸困難で死亡してしまうことがほとんどです
- ゴルフ場でのパラコートの散布が問題!
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また、近年問題になっているゴルフ場へのパラコートの散布(ゴルフ場の芝だけはパラコートに強く、他の草は皆死滅します)ですが、一雨降れば、撒かれたパラコートは川や田畑に流れ込み、下流の浄水場で石、砂利、砂を通過して水道水から、また、田畑から、稲や野菜に吸収され、皆さんは、お米や野菜からパラコートの少量含有されたものを少しずつ食べているのです。
これらは体内の細胞の核の遺伝子に蓄積され、大量内服では放射線同様死亡しますが、このような死亡しない量の少量蓄積の場合は、奇形や発がんなどの原因になっているのです。
殺虫剤も体内で蓄積して、奇形・発がんに
- 殺虫剤は、昆虫の触覚の細胞を破壊する
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殺虫剤のある種のものは、昆虫の触覚の細胞のDNAにOH・を作って、触覚の細胞を破壊します。昆虫には触覚がやられて飛べなくなり死んでしまうものがあります。
- 殺虫剤が鼻や口から少量ずつ体内に入る
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殺虫剤の常用は、それを使っ ている私達の鼻 や口から少量ずつ体内に入り、 パラコートや放射線と同じく蓄積作用で、奇形、発がんにつながります。