日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

加工食品と活性酸素

油や放射線による加工食品や食品添加物など、少しご注意!

※編者コメント:忙しい現代に生きる私たちの食生活は、便利さ・手軽さを追求するあまりか、加工食品や調理済み食品の比率が増えています。それらの食品は、本当に安全なのでしょうか。また、最近徐々に増えつつある放射線照射食品には、安全に対する不安はないのでしょうか。

加工食品中の不飽和脂肪酸と活性酸素からできる過酸化脂質が問題

丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長:「激増 活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版刊)から引用

植物油や魚の脂肪は不飽和脂肪酸が多い
現在の油を用いた加工食品のほとんどは植物油を用いています。植物油や魚の脂肪は、不飽和脂肪酸が多いのですが、分子構造が不安定のまま体内に入ると、同じように不安定な活性酸素と結びつきやすいのです。
両者が結びつくと、過酸化脂質という体のサビとなって、細胞を破壊して、体内で悪さをし、老化や成人病の原因になるのです。2,3例を挙げてみましょう。
不飽和脂肪酸は高い気温で過酸化脂質に
食品の中で"アブラ"が夏、酸化されて食品の質が低下するというのは、アブラを含んだ食品の中で不飽和脂肪酸が、温度が上昇すると、化学反応が起こりやすくなるためです。
活性酸素と"アブラ"との結合反応も促進され、食品中の"アブラ"が活性酸素によって過酸化脂質に変化するためなのです。
バターの表面の黄色い部分は過酸化脂質
また、普段バター(特にマーガリンでないもの)を食べる時、たいていは表面が少し黄色く新鮮味を感じないし、食べてもあまりよい味がしません。これは、空気中の酸素が、何らかの原因で活性酸素に変化し、バターの表面の不飽和脂肪酸と結合して過酸化脂質になるからです。

食品添加物の中にも、動物実験で発がんが確認されている物質がある

西岡一・同志社大学教授:「食品添加物」(家の光協会刊)から引用

増加するがん!発がん性食品添加物の恐怖!
食べ物とがんの密接な関係が指摘され、「食」に関わる物質に焦点が定められています。なかでも、現代、大量に使用されている食品添加物が注目されました。
数多くある、非禁止の発がん性食品添加物
AF-2同様、以下の食品添加物も、活性酸素を出すことで発がんに関係することが動物実験でわかりました。
  • OPP(オルトフェニルフェノール):外国産カンキツ類の防カビ剤として用いられ、ラットによる実験で膀胱がんが報告されていますが、まだ、禁止になっていません。
  • 過酸化水素:魚介練り製品、ゆでめん、しらすなどの殺菌、漂白剤として使用されていますが、禁止になっていません。
  • BHA(ブチルヒドロキシアニソール):酸化防止剤で、ラットに偏平上皮がんを生ずることが報告されましたが、まだ、非禁止です。
  • サッカリン:カナダや米国で発がん性が確認され、1982年米国は発がん物質に指定しましたが、わが国では、今なお食品添加物のリストの中で健在です。
  • タール色素:日本で食品添加物として使用されているタール色素は、現在11品目です。しかしこの11品目の中には、世界で禁止されているものが8品目あります。禁止の理由はやはり発がん性です

放射線を浴びた食品に危険性がある?

西岡一・同志社大学教授:「食品添加物」(家の光協会刊)から引用

多くの食物は化学物質の保存剤を含有!
現代の食べ物には食品添加物や農薬など、色々な人工化学物質が含まれています。例えば、保存剤、殺菌剤、防腐剤、くん蒸剤などが大量に使われています。
しかし、食品は口から入るものですから、これらの異物は体を汚染します。もし、これらの化学物質に何らかの毒性があれば、私たちの健康が脅かされます。
化学物質以外の保存法で、決定的な保存法はない!
他の保存法で思いつくのが、冷凍保存です。この方法が最も安全で確実な保存法ですが、設備や電力など冷凍のためのコストがかかり過ぎます。
高周波や超音波は製品の品質に影響を与える恐れがあります。また、殺菌燈は強力な殺菌作用がありますが、内部への浸透力に欠けます。
食品への放射線照射法は食品保存の切札
最終方法ががんマ線照射法で、食品保存の切り札とされ、照射食品の名前で身近に出回り、次第に増えそうです。照射食品にはどんな心配があるのでしょうか。
放射線照射を受けた栄養素においては、ビタミン類や酵素類は破壊・分解・不活化し、アルデヒドやケトンなどの有害な有機過酸化物が生じます。
さらに、水分は、過酸化水素を生じます。これらの分解物が互いに反応し合って、作用不明の未知物質が作られ、それらの毒性が気になります。
放射線照射法には、発がん、奇形の問題が
このような変化が食品に起これば、栄養価が低下することのほかに、過酸化物などのさまざまな物質が生成され、その毒性、とくに変異原性、発がん性、催奇性(奇形)の問題を生じます。

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