日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

水の汚染と活性酸素

飲料水の汚染で、活性酸素の危険性が、ますます増加している

※編者コメント:水質の汚染は、最近ますます進行しています。家庭雑廃水や工場排水などによる汚染に加え、農薬、除草剤などなど、さまざまな汚染物質に、私たちの飲料水は満ちています。また、飲料水の消毒用の塩素化合物による発がん物質も問題となっています。

飲料水の消毒用の塩素化合物・カルキが、発がん物質トリハロメタンに

丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長:「激増 活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版刊)から引用

消毒用の塩素化合物・カルキは、化学反応をへて発がん物質トリハロメタンに
家庭汚水や工場排水の汚濁で、水質の汚染が進行しています。飲料水の消毒用の塩素化合物・カルキは、投入後、化学反応をへて発がん物質トリハロメタンになります。
トリハロメタンによる活性酸素が発がんへ
塩素化合物・カルキが過少では細菌の消毒が不完全となり、投入過多では発がん物質のトリハロメタンが増えます。水道水中の塩素化合物は発がん物質ですが、これは活性酸素によるものです。 消毒を、おもに消毒薬に依存することが問題となります。
なお、除草剤・パラコートの水道水汚染については、資料3を参照にしてください。

発がん物質トリハロメタン(基準値0.1㎎)の、ずさんな管理と秘密主義

朝日新聞(93-10-06)から引用

[埼玉県では] トリハロメタン基準値以上、でも県に報告せず
「うちの水道から発がん性物質のトリハロメタンが 0.115も出た? 聞いたことがない…」。埼玉県東部の岩槻市にある南下新井浄水場。案内してくれた浄水係長と現場の主任は、しばらく言葉がなかった。
91年夏、水道の定期検査を委託している県衛生研究所から市の水道局に、「民家の蛇口から、1リットル中にトリハロメタンが 0.115㎎検出」というデータが届いた。
(これに対して市水道部幹部は)「このまま報告すれは無用な心配を招く」と考え、浄水場に具体的な数値を知らせずに「あまりおおっぴらにしないで、塩素の注入量を減らすように」と指示、県にも報告しなかった。(中略)
水道部の幹部は「決して隠そうとしたんじゃないが…。いま思えば、ちゃんと現場に報告し、対策を協議すべきだった」と話す。
[北海道では] 浄水場名はかんべんして、議会に異常値を報告せず
(中略)85年に 0.140㎎、90年に 0.116㎎が検出された北海道のある浄水場の場長は取材に対し、「浄水場の名前はかんべんしてください」と繰り返した。
「議会にも、 0.1超えたとは伝えていないんです」水源にしている川の上流に生活排水が入り込み、総トリハロメタンの値がどうしても高くなるという。
夏場になると、必ず 0.1を超える値が検出されてしまうんです」(中略)
ミネラルウォーターにも発がん物質が出た!
生協の連合体ユーコープ事業連合の商品検査センター(横浜市)は、昨年市販のミネラルウォーターの水質を検査した。国内産34品目のうち、7種類から、出るはずのない発がん物質・トリハロメタンが最高0.0088㎎検出された。
大阪府のメーカーは「水の運搬に使うタンクローリーを塩素や水道水で洗っている。これが残っていたと考えられる」と話している。(後略)

日本の飲料水基準は国際的に甘い、コイがばたばた死ぬ濃度でも基準合格

毎日新聞(91-10-20)から引用

日本は、水道水のコストが上がるという理由で、規制基準が甘い
「現在の水道水の水質基準では飲み水の安全は確保できない。もっと規制項目を増やし、基準値を厳しくしてほしい」-日本消費者連盟。(中略)
日本の水道法には、例えばシアンは非検出、マンがんは0.3ppm以下など、26項目を規制している。
一方、米国では83物質、世界保健機関(WHO)で106の物質に基準値を設けている。
対して、厚生省は「(中略)水道水のコストが上がる。規制項目は、WHOなど世界情勢に合わせて決めたい」と話す。

水道水が赤濁した状態でも日本では合格
「きれいな水といのちを守る東日本連絡会」事務局の笠井洋子次長は「日本のマンがんの基準値0.3ppmは、水道水が赤く濁った状態でも飲めるという基準です。
米国では6倍厳しい0.05ppmです」と話す。(中略)
ゴルフ場農薬も基準が緩い。コイがばたばた死ぬでも合格
ゴルフ場による農薬汚染を調べている大阪市の環境監視研死所の中南元・所長は、殺菌剤・キャプタンは 0.25ppmでコイの半分が死にます。
水道の基準値はそれよりも甘い0.3ppmです。これはコイがばたばたと死ぬ濃度の水でも、飲み水として規制策が取られない、という。
また、除草剤・アシュラムは日本の暫定基準では、10万人に16人ががんになる、WHOの基準に比べ10倍から数10倍、基準が甘いという。

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