抗がん剤と活性酸素
抗がん剤は放射線瞭法と同様に、がんを殺して新しいがんを作る
抗がん剤が効くか否かという「抗がん剤の有効性」が問題になっていますが、有効性以前に、副作用がより重要な課題として取り上げられるようになりました。
つまり、「抗がん剤は効果がないことが多いのに、副作用はある」とさえいわれています。
抗がん剤は、がん細胞より正常細胞を先に殺す
丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長:「激増 活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版刊)から引用
- がん患者の直接死因の多くは抗がん剤である
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抗がん剤も人体に入り、活性酸素を体内に大量に産生します。特に抗がん剤のうちのプレオマイシンにアントラサイクリン系のもの(アドリアマイシン、ダウノマイシン)などは、がん細胞の核のDNAでOH・を作り、これを破壊してがん細胞を殺します。
しかし、抗がん剤は放射線と同じ作用をを示し、正常な細胞も殺してしまいます。使用量に限界があり、がん患者の直接死因の多くは、がんそのものよりも、抗がん剤であることは当然のことです。
- 抗がん剤で正常細胞ががん細胞より先に死滅
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抗がん剤はなるべくがん細胞だけに向かう工夫がされていますが、それでも抗がん剤のかなりの量が正常な細胞に到達し、がん細胞と正常細胞の生命力の差から、正常な細胞の方が先に殺されてしまうのです。
死なない程度に、抗がん剤の注射(や放射線)の影響を受けて生き残った正常細胞は、放射線、パラコート、殺虫剤の場合と同じで、奇形や新しいがんを作ります。まさに死ぬも地獄、生きるも地獄なのです。
活性酸素より〝恐ろしい抗がん剤
三石巌・慶応大学・津田塾大学元教授:産経新聞(94-10-07)から引用
(前略)だれだって薬の副作用を気にしている。それは、がんをはじめとする成人病のもとになる活性酸素だった。
医者先生だって、副作用を承知のうえで薬をだす。(中略)
薬の副作用は、解毒からくる活性酸素だけじゃすまないってことがのみこめたかな。活性酸素のはうは打つ手があるから簡単だが、もう一つのやつが嫌だよ。
じつは、副作用のいちばんすごいのは抗がん剤だ。それと免疫抑制剤だ。この二つは、抜群の発がん物質として有名なシロモノなんだ。(後略)