放射線療法と活性酸素
がんに使う放射線療法の危険性。丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長:「激増 活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版刊)から引用
放射線の作用原理:放射線はヒト殺しに使われるだけでなく、治療や検査にも使われます。放射線をがん細胞に照射すれば、がん細胞の中枢である核のDNAがOH・(活性酸素の一種)に溶かされ、当然、がん細胞も死滅することを利用したのです。
放射線療法は、皆殺しの原理です
- がん細胞は正常細胞より、生命力が強い!
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がんは正常な細胞より何十倍も強力で生命力の強い、岩のような化け物の細胞で、放射線を、がん患者に使った場合、がん細胞の近縁に存在する正常な細胞もがん細胞と同様に放射線を浴びて、両者の力関係から、がん細胞が弱りかけた時には、もう正常な細胞は極限まで弱り、死滅寸前の状態になってしまうのです。
- がん細胞が死ぬ前に人間が先にダメになる
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従って、ここで治療を中止しなければならないので、せっかく弱りかけたがん細胞は元の元気な姿に戻ってしまうのです。
これががんが治らず、死亡につながってしまう理由なのです。がん細胞が死ぬ前に、人間が先に死んでしまうのです。これを放射線療法や抗がん剤の total killing(皆殺し療法)と呼ぶのです。
放射線療法は、原子爆弾を患部に当てているのと同じ
丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長著「激増 活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版)および健康産業流通新聞(95-01-26)から引用
- 放射線療法は、広範囲に正常細胞も殺す
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放射線療法は化学薬品の抗がん剤が効きにくいがんがあり、これに対して選択的に放射線療法が行われます。
いくら放射線療法が改良されたからといっても、体の全体、あるいは中心部に放射線が放射されますと、やはりがん細胞だけでなく、広範囲に人間の正常な細胞をも殺すのが現実です。
小型の原子爆弾を患者さんにぶつけているのと同じです。
- 放射線療法は大切な免疫機構を傷害する
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放射線療法を受けた患者は、倦怠感を訴えるだけでなく、正常な人間の細胞、即ち、大切な出血を止める血小板、黴菌やウィルスと戦う食細胞、リンパ球が極端に減少してしまうので、大変な問題をはらんでいるわけです。
放射線療法は新規のがん、奇形の原因に!
放射線は、がん細胞の核のDNAを溶かして死滅させる以外に、正常細胞の遺伝子を傷つけてしまう可能性もあります。
放射線治療をされても、生き残った細胞(死なない程度に放射線を浴びて、生き残った細胞)は、核のDNAの遺伝子が傷ついたままで生存し、遺伝子の傷は、発がん、さらに奇形の原因になるのです。