胃潰瘍の一因とされるヘリコバクターにも活性酸素が関与
春山茂雄・田園都市厚生病院長著「脳内革命」(サンマーク出版刊)から引用
※編者コメント
最近の研究で、慢性の胃潰瘍の一因として、ヘリコバクター・ピロリという細菌が浮かび上がってきました。ところが、このヘリコバクター・ピロリも活性酸素に関連することが判ってきました。
- 細菌ヘリコバクターが白血球を刺激して活性酸素を出す!
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胃の中にヘリコバクターという細菌がいて、この細菌に白血球がふれると活性酸素を出す。活性酸素が過酸化水素になって、さらに胃の中の塩分と一緒になると、次亜塩素酸というものになる。次亜塩素酸とは、さきほど有害性について述べたサラシ粉(塩素)のことです。
- 活性酸素は最終的には発がん物質を作る
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体の中でサラシ粉ができて、体内の尿素と一緒になると、これは猛毒の発がん物質になるのです。この他にもこういうような体内で生成される発がん物質は数えきれないほどあります。