日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

ある種の便秘薬は、腸の壁をただれさせ、腸を苦しませて、排便を促している

代田文彦・東京女子医大教授:便秘と東洋医学(東洋医学だより)から引用

現在、最も多用されている、便秘薬コ×××クは腸をただれさせ、腸を苦しませて、排便させているのです。その結果、腸が便秘薬の刺激に反応しなくなり、次第に増量しやがて増量しても排便できなくなることもあるようです。腸を保護して、ただれを治す体に合った治療が望まれます。

※編者コメント:実際の便秘薬の商品名を掲載することは、何かと問題になる可能性がありますので、ここでは伏せ字にしました。なお、原文には、商品名が記載しています。

市販の主な便秘薬の作用機序

いろいろな原因で便秘になっているので、それ応じた処置が必要となります。具体的な処置について、すこし詳しく見ましよう。
攻下(こうげ)タイプ:腸の壁をわざと荒らすて(炎症を起こさせる)刺激し、腸の動きを活発にして便を出させる方法です。漢方薬では、大黄(だいおう)・芒硝(ぼうしょう)などにその働きがあります。西洋薬の下剤は、ほとんど攻下タイプです。
最初はよいのですが、刺激に慣れてきますと、だんだん効かなくなり、徐々に量が増えてきます。結局、腸が少しただれた位では反応しなくなり、もっと荒さないとだめだということになります。例えば、コ×××クを5~6錠も飲む様になってしまいます。こういう人は、かなりいます。
しかし、そのうちに何錠飲んでも便が出なくなって、しょっちゅうお腹が痛くて気持ちが患くなります。この様に薬の量をどんどん増やしてゆかなければならないのは、その人の便秘に合った薬を使っていないからです。
※以下、散寒タイプの下剤の説明が続きますが、省略しました。

コ××××ク(※便秘薬)をいくら飲んでも便がでないのはどうしてですか

西洋薬の便秘薬は、ほとんどが腸をただれさせる攻下タイプの薬
コ×××クは漢方薬ではありませんが、攻下タイプの薬です。西洋の便秘の薬は、ほとんどこの攻下タイプの薬です。要するに、腸の壁をただれさせてあげると、腸が苦しんで動くわけです。こうして腸を動かして便を出させるのです。
腸は初めは反応するが、やがて反応しなくなる
初めは、何もないところを少しただれさせれば、すぐに反応して腸が動きます。しかし、これを長く続けると慣れてきて、少し荒れたくらいでは、腸が動かなくなります。
そこで、薬の量を増やしてもっと荒らさなければなりません。これを繰返していますと、今度はただれ過ぎて、逆に腸は動かなくなってしまいます。
腸本来の動きを取り戻す治療が必要
この様な便秘では、腸を荒らして便を出させる方法自体が間違っているのです。腸本来の働きを回復させない限り、便がでる様にはなりません。
「薬でひどく下痢をさせて、その後便秘が何日か続き苦しみ、また薬で下痢をさせて出す」 ことを繰り返しいると、抜き差しならなくなります。むしろ腸を保護してただれを治し、腸の本来の動きを取り戻さないと、いつまでも治りません。

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