日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

高血圧が寿命に及ぼす影響

小川卓良・東京衛生学園講師:「高血圧と高脂血症」(医道の日本:96-04)から引用

高血圧が起因となって、動脈硬化が促進し結果的に、脳・心臓・腎臓などに様々な臓器障害を招くことは明らかですが、もし仮に高血圧の状態のまま、治療をせずに放置すれば短命になることが予想されます。

高血圧の長期化は、諸病を合併し短命に
下表(Pickening、1974)は、血圧と余命の関係ですが、若年から血圧が高い患者の余命は平均寿命よりかなり短い。もちろん、若年からの高血圧患者は、肥満や高脂血症などの他の要因も兼ね備えている場合が多いことも一因となっているのでしょう。しかし、持続的に高血圧の状態が続くことのデメリットは明らかです。
血圧降下剤の服用で脳卒中や心臓病の危険性が低くなるが、
高血圧思者で降圧剤を服用して血圧をコントロールしている。患者と服用してない患者では、脳卒中での死亡率と発症率は服用している方がともに約40%低い、という結果が出ている。
また、心臓の冠動脈障害(心筋梗塞・心不全など)でも死亡率は10%程度服用している方が低い。
長期の血圧降下剤の服用は副作用が心配
したがって、降圧剤の効果はあることはわかるが、そんな程度かという評価もあるだろうし、副作用の問題を考慮すればむしろマイナスではないかという感想もあって当然です。
だから、単に血圧を下げれば健康である、という問題ではなさそうです。

※編者コメント:表から判ること。
例えば、35歳の男性では、正常血圧者の余命は41.5歳ですが、高血圧者の余命は25.0歳で、高血圧者の方が16.5歳短命となります。
また、55歳の男性では、正常血圧者の余命が23.5歳であるのに対し、高血圧者の余命は17.5歳で、その差は、6.0歳です。
このことから、若くして高血圧になった人は、寿命が短くなる、といえます。

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