血圧降下剤は副作用が心配① 副作用により、肝臓障害で死亡
朝日新聞(95-04-13,95-09-15)から引用
血圧降下剤は長期間服用するだけに副作用が心配されます。近年、副作用の少ない薬剤が開発されつつあるといえ、時に副作用が報道されます。
副作用は、大別して①肝臓機能障害、②血圧の下げ過ぎによる脳循環障害、と推定され、副作用の前段階として、倦怠感、頭痛、食欲不振、胃部鈍痛などが認められます。
定期的に、医師を受診し、血液検査などの諸検査を実施してもらいましょう。
- 副作用① 肝臓機能障害
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血圧降下剤による副作用の記事を2例掲載しました。
2例とも、「血圧降下剤の副作用によって、肝臓障害(肝炎)を起こし、死亡者がでた」との記事です。
死亡者数は大学病院や厚生省に届けられたもので、未届け患者や重軽症者の数を含めば大変な数になります。
- 副作用② 血圧の下げ過ぎが問題
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血圧降下剤投与による血圧低下は、重要な臓器(脳・心臓)に、虚血を起こしやすくなることが問題です。
高血圧が投与により低下すると、脳の障害(脳梗塞)だけでなく、心臓に急性の循環障害を起こしやすくなるので、適切な投与が必要です。