日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

活性酸素とがん③ がんの発生・増加と予防

人体の多くの臓器について、個々の発がんの原因を正確に把握することは難しいことです。また、発がん因子も活性酸素以外に、体質・遺伝など多<の要因が絡み合い、治療を困難にしています。
そして、生活様式の変化や環境汚染による活性酸素の増加の要因が加わり、今後のがんの発生・増加は違う余地はない、とされています。

活性酸素によるがんの発生と予防

三石巌・慶応大学元教授:産経新聞(94-07-15・22、94-09-30)から引用

電子ドロボー(活性酸素)にやられ、がんに
電子ドロボーの活性酸素を知らないとは
(前略)活性酸素を知っているかどうか、きいてみるんだな。もしそれを知らないっていったら、健康も栄養もめちゃくちゃだね。
(中略)これをまぬけというならば、電子ドロボー(活性酸素)を知らないのもまぬけってことになるんじゃないかな。(中略)
電子を盗まれた遺伝子の細胞ががんになる
電子を盗まれていちばんひどい目にあうのがDNAだ。遺伝子ってことだ。(中略)
DNAが電子ドロボー(活性酸素)にやられなければ、がんはおきないってことがわかっているからだ。
ぜひ覚えておいてもらわねければいけないことがひとつある。
それは、がんが見つかるのは、最初のがん細胞ができてから平均19年もたっているってことだ。(中略)
がんも脳卒中も心不全も、活性酸素が原因でできる
活性酸素を取り除くのは、ビタミン(というスカベンジャー)だ。ビタミンの仲良しは、AとかB2とか、CとかEとか、スカベンジャーがいろいろある。
※スカベンジャー:老化などの元凶とされる活性酸素を始末する物質の総称で、ビタミンやSOD様作用食品などがある。 がんも脳卒中も心不全も、みんな活性酸素から生まれる。
ボクはそういういやな奴ら(「活性酸素」の意)をふりきって生きてきたわけだ。
※三石博士は、当時92歳。
活性酸素を出すのが発がん物質
発がん物質とは活性酸素をだすもののこと
(前略)発がん物質とは活性酸素をだすもののことなんだ。医者のくすりでも、AF2(豆腐の防腐剤)でも、トリプトファン(おこげの発がん物質)でも排ガスのベンツピレンでも、からだにはいれば解毒される。
解毒のプロセスで活性酸素がでてくる。解毒といったって、毒をけすんじゃなくて、なかに毒をつくるやつがあるんだな。これが発がん物質ってことさ。
そういうわけだから、学術用語じゃ解毒なんていわずに「薬物代謝」っていうことになっている。
薬物代謝のプロセスのなかで、活性酸素をつくるものが発がん物質だ。(後略)
活性酸素を除くスカベンジャーは、若いうちは自前で間に合うが
「がん」か「がん」でないかの見わけがいいかげん
(前略)近藤誠というがん専門医の本(がん3参照)によると、「がん」か「がん」でないかの見わけがいいかげんだから、がんでないものを切ることがめずらしくない。
日本ほど手術の好きな国はない。(中略)

活性酸素が毎日何千個もがん細胞を作る
毎日毎日、がん細胞は何千個もうまれているって話がある。活性酸素が、エネルギーづくり、ストレス、喜怒哀楽、農薬や添加物の解毒、細菌やウィルスの感染、中性洗剤、紫外線やX線・放射線などでも発生する。
(中略)ひっきりなしに出てくる活性酸素は色々な悪さをする。そしてDNAを痛められる細胞が1日に数千個ということだ。(中略)
40歳を過ぎたら、活性酸素に要注意!
もともと、若いうちは自前のスカベンジャー(活性酸素を取り除く酵素)でだいたい間に合う。40の坂を過ぎたら気をつけなけりゃダメだ。(後略)

活性酸素によるがんの増加と予防

丹羽靱負(耕三)・土佐清水病院長著「激増 活性酸素が死を招く」(日本テレビ出版)から引用

がんの増加要因
生活様式の変化
既に述べたように、種々の化学物質(加工食品・農薬・殺虫剤・医薬品など)、ストレス、電磁波、放射線などで、活性酸素が体内で発生し、それが蓄積されて発がんにつながる、といわれています。がんの予防を考えるのなら、これらの活性酸素の発生要因を少しでも遠ざけたいものです。
環境汚染
上記に加えて、現代文明生活では、大気や水質などの環境汚染がますます増加してしいます。汚染物質による活性酸素の増加が、現代のがん患者増加の原因の大半と考えられています。
最近はタバコを吸わない人にも肺がんが激増しています。この原因は自動車の排気ガスや石油化学工場での重油の排煙に含まれる窒素酸化物です。
窒素酸化物は肺にたまり大量の活性酸素をお作ります。そして、肺がんとともにアトピー性皮膚炎の原因になるともいわれています。
※編者コメント:例えば、右の記事(読売新聞(98-06-18))は、1996度中に大気中に放出された発がん物質で、わずか1585社の合計です。
未申請の企業や中小企業を含めると、この何倍になるか想像もつきません。肺がんはますます増加するわけです。
がんの予防

種々の化学物質や環境汚染などで、私たちの日常生活は、活性酸素の発生と深い関わりを持つようになってきました。
この活性酸素の発生要因との関わりの多くは、現代生活においては、避けて通れないものです。
増加する活性酸素を取り除く、有効な活性酸素除去剤を摂ることこそ、がんを予防す最も手近な防御法です。

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