日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

同じ薬で、繰り返される薬の副作用

再び副作用。繰り返される薬害、厚生省・製薬会社・医師の対応は

記事1 気管支喘息やアレルギー性鼻炎の薬で副作用

テルフェナジン(商品名・トリルダン) 薬の副作用に、医師の不注意が加わって発症厚生省中央薬事審議会副作用調査会:朝日新聞(95-03-01))から引用

聖マリアンナ医科大学難病治療研究センターの水島裕教授らは、活性酸素除去酵素「スーパー・オキシド・ディスムターゼ(SOD)」に脂質のレシチンを結合した物質が活性酸素の引き起こす炎症を効果的に抑制すること確かめた。

医師の不注意で5人が副作用を起こす!
厚生省が副作用の注意を再三にわたって促していたにもかかわらず、医師の不注意で5人の患者が副作用を起こしていたことがわかり、同省は28日、改めて医薬品副作用情報で注意を喚起した。この薬は、気管支喘息やアレルギー性鼻炎に効果のあるテルフェナジン(商品名・トリルダン)で、1990年1月に承認されている。
不整脈や時に心停止を起こすことがある
肝臓障害や心疾患のある患者に投与すると、皿中濃度が上昇して不整脈などの症状を起こし、ときには心停止することもある。
副作用情報で投与してはいけない患者に投与したための弊害
91年3月、外国で25例の副作用が起きたため、医薬品副作用情報で注意を喚起した。
さらに、93年1月までの間に、国内で2例の副作用が起きたため、医薬品副作用情報で再度、情報を流すとともに、肝機能障害のある患者などへの投与禁忌を添付文書に記載するよう指示した。
しかし、テルフェナジン投与された末期の肝硬変の女性患者が、投与から5カ月後の94年10月に意識がなくなる発作が起き、一時回復したものの血圧が降下して死亡した。
テルフェナジンと死亡との因果関係はは不明だが、少なくとも添付文書では、投与してはいけない患者に含まれていた。

記事2 花粉症薬で不整脈

テルフェナジン(商品名・トリルダン) 記事1で述べた同じ薬が再び副作用。指導にもかかわらず、またもや副作用
厚生省中央薬事審議会副作用調査会:朝日新聞(97-02-14)から引用

花粉症などのアレルギー性鼻炎や気管支喘息などの治療薬であるテルフェナジン(商品名・トリルダン)による副作用で、不整脈を起こした患者が過去2年間に10人に昇ることが分かり、 厚生省は13日、「緊急安全性情報」を医療機関などに配布し注意を呼び掛けるとともに、製薬企業に対して使用上の注意を改訂するよう指示した。

広く使用されているこの薬には副作用の報告が相次ぐ
厚生省によると、テルフェナジン錠は他の類似の薬剤に比べて、眠気を催すことが少ないために広く使用され、年間約265億円の売り上げがある。
一方、承認から5年間で不整脈の副作用が七件報告されたために1995年1月、添付文書の中に警告欄を設け、不整脈を起こしやすい患者や抗生物質を服用している患者などには投与しないことなどを記載するよう、発売元を指導していた。
指導後も続く副作用海外では死亡例も!
ところが、その後も副作用の報告が相次ぎ、海外では死亡例も報告されたことなどから、以下のことなどを記載した緊急安全性情報を配布した。

  • 投与してはならない場合
    抗真菌症薬や抗生物質を服用している患者、重い肝障害のある患者、不整脈を起こしやすい患者、心不全・心筋梗塞の患者など
  • 慎重に投与する場合
    高齢者や、肝障害・心疾患のある患者など
  • 直ちに投与を中止し、心電図検査など適切な処置を行う場合
    ふらつき、めまい、どうき、失神などの異常が認められるとき
米国ではテルフェナジンに代わる副作用の少ない新薬が認可されたため、米食品医薬品局(FDA)が今年1月、テルフェナジンの承認を取り下げることを提案している。日本では、この新薬は臨床試験中で、医療現場で使用できない。

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