日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

膠原病と活性酸素②

膠原病やリウマチの患者が抗酸化食品の摂取で、関節の痛みや炎症が改善。 根岸雅夫・昭和大学医学部講師:月刊壮快(92-03)から引用

膠原病やリウマチの悪化過程で活性酸素が重大な働きをする
関節リウマチで腫れた関節では、活性酸素の勢いが高まっている
リウマチの原因となる炎症が悪化する過程で、活性酸素がなんらかの重大な働きをしていることは、かなり以前から確認されていました。
例えば、関節リウマチの患者の場合、腫れている関節を調べてみると、明らかに活性酸素の勢いが高まっていることがわかっています。
過剰な活性酸素が作る過酸化脂質が血行障害起こすのが問題
活性酸素とは、本来、体内に侵入してきた細菌類などの異物を殺して体を守る役目を果たしますが、過剰になると、不飽和脂肪酸(脂肪を構成する成分)に働いて老化を促進させる過酸化脂質を作り、血行障害などを引き起こします。
これが、リウマチの炎症の一因となりかねないことは、理論的に正しいと思います。
ですから、日本リウマチ学会で顔なじみとなった丹羽靭負(耕三)博士から提供された抗酸化食品を、私が専門とするリウマチをはじめとした膠原病の患者たちに服用させることは、医師の立場からいっても、研究者の立場からいっても、大いに興味をそそられたのでした。
活性酸素を抑えつけるSODは40歳を過ぎると働きが衰える

私たちの件の中にはSODというものがあります。体内の活性酸素をおさえつける働きをする酵素(体内で化学変化を促す物質)です。
この酵素は、40歳を過ぎるころから働きが衰えるため、外から服用する形で補ってやらなけれはなりません。
特に、私が専門とするリウマチの患者は、おおむね40歳以上の人が多いものですから、丹羽靭負(耕三)博士が苦心を重ねた末に完成せた坑酸化食品には、かなりの期待をかけたのです。

活性酸素を抑えるSOD様作用食品の臨床効果

では、その結果はどうだったのでしょう。私が項在までに丹羽靭負(耕三)博士の抗酸化食品を収用させた患者は64例にのぼります。

関節リウマチ
そのうち、リウマチの炎症や関節の痛みの改善に有効だと思われたのは20例です。有効率に換算すると、31.3%でした。
意外と低い数字だと思われるかもしれませんが、有効無効判定基準をどこに置くかによって数字というものはかなり違ってくるので、一概にそう断定するのは感心しません。
むしろ、実際に坑酸化食品を治療に使った医師としての実感を述べるなら、リウマチ治療には将釆的にかなり有望ではないか、ということです。
抗酸化食品の特徴として、まず挙げなけれはならないのは、今まで特効薬として使われてきた副腎皮質ホルモンという薬剤が効かなかった症状に、効果を発揮するケースが多かったということです。
膠原病(全身性強皮症?)
また、関節リウマチよりも重症な、例えば、皮膚が硬くなるような膠原病の患者に、より顕著に効果が見られるということです。では、坑酸化食品で改善した膠原病の症例を紹介しましょう。
Nさんは39歳の主婦です。8年くらい前から、両方の手の指の関節が痛みだしました。
また、冷たい水を使うと、指が青白くなって熱を失ってしまいます。しかも、まるでソーセージのように腫れ上がっているのです。全身の皮膚もむずかゆく、そのため睡眠も妨げられるといったありさまでした。
3年ほど前、治療の甲斐もなく、病態はいっこうによくならなかったのですが、3年目の春より、丹羽靭負(耕三)博士の抗酸化食品を1日3回、計9gを毎日服用させたところ、約2週間で体じゅうのかゆみが消え、4週間後に手足の指に温かみが回復し、腫れが引くまでに至りました。
抗酸化食品を服用するようになってから、Nさんの過酸化脂質の量を調べてみると、服用前と比べて2カ月後には、およそ70%ほどに減っていました。
抗酸化食品を取ることによって体内の活性酸素が抑制され、それにつれて過酸化脂質も減少していったと考えられます。
抗酸化食品は全身状態を改善する

Nさんの例からもわかるとおり、抗酸化食品は、今までの薬では効かなかった患者さんにとって大いに有望なのではないか、というのが私の率直な印象です。
なお、関節リウマチにかかると、40歳をちょっと過ぎたくらいで、月経が止まってしまう女性がかなり多いのですが、月経の止まった患者が、抗酸化食品を服用して、再び生理が始まった例がいくつかあったのです。
これは、おそらく、抗酸化食品の中に含まれているビタミンEが、性腺に働いたためでしょう。
また、ビタミンB2、C、カロチン、タンニンといった含有成分が、卵巣の血流をよくしたという推定も成り立ちます。
同様のことが男性にもいえるかもしれません。末梢の血行をよくすることが、精力減退を回復することは、理論的にいって決して無理なことではないはずです。

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