日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

丹羽療法に使用される、天然素材チャーガ、タベブイア。アベラネダエ、アガリクス茸。

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  • 丹羽療法に使用されている“天然素材”:チャーガ

チャーガ(カバノアナタケ)

チャーガの不思議な作用

チャーガには直接的にがん細胞を殺す力はありませんが、食品として飲んだり、医療機関で薬として使用されたり、間接的にがんや生活習慣病に効果があると言われています。これは東洋医学的な考え方で、病巣の治療を目指しながらも体全体を配慮していく医学であるため、薬草や食材といった自然の物を使用することで、機能が低下して悪くなっていれば促進し、過剰になっていれば抑制して正常に戻すなど、双方に働きかけてバランスをとり、症状を軽減していきます。しかも、長期間使用しても副作用が出ません。
東洋医学で使用される薬草などの生薬は、自然のまま、あらゆる成分が含まれており、科学的には不必要と思われる成分でも相乗効果となって大きな作用を発揮するといわれています。効果を発揮する中心になる成分だけを取り出しても、効果は半減するどころか、副作用まで生み出してしまう事すらあるといいます。

免疫賦活作用(免疫系に作用し身体の抵抗力を強める働き)や抗がん作用のあるといわれるチャーガも、自身が持つ成分のほかに、白樺の持つ栄養分までも吸収したことで、他に類を見ない独自の成分を構成し、相乗効果となって多岐にわたる作用を発揮します。それは、すべての機能を活性化してバランスを整えることで、免疫系・神経系・代謝系・内分泌系が正常に働くようになり、病巣部だけでなく全身の機能が回復して自然治癒力が高められた結果、症状が改善されると考えられています。
ここ数年、臨床報告も徐々に増えつつありますが、効果の表れ方にも特徴があり、個人差はありますが、1~2週間で食欲や睡眠の回復、苦痛の軽減といった全身の改善がみられます。がん患者などの場合、がんの抑制効果に個人差はありますが、副作用に悩まされる従来のがん治療とは異なり、不快なあらゆる症状が改善されることで、精神状態までも改善されます。
そして、志向が前向きになり、免疫力が高まり、がん治療に取り組む勇気が湧いてきます。このようにチャーガは、飲用期間が長期に及べば及ぶほど患者の生存率も高まっていることから解るように、がん細胞の勢いを抑えながら、がん治療と前向きに取り組む鋭気を養ってくれるということです。

チャーガの免疫賦活作用

私たちの身体には、外敵から身を守って健康を維持する防衛反応が備わっています。これは免疫機構とよばれ、正常に機能していればがん細胞であっても退治してくれますが、睡眠不足や過労、ストレス、環境の悪化などで機能が低下すると免疫力が弱まり、様々な病気に罹りやすくなります。
免疫賦活物質とは、免疫系に作用して体の抵抗力を強める働きのある物質であり、BRM(生物学的応答調節物質)は、それ自体はウイルスなどの病原体にはほとんど効果を示しませんが、生体の免疫系を介して神経系・血管系・代謝系・内分泌系とさまざまな方向で活性化させて作用をもたらします。主に免疫細胞のマクロファージやリンパ球などに作用し、免疫活性物質(サイトカイン)を放出させます。
チャーガに含まれる免疫賦活物質やBRMは、主にβ‐グルカン、ヘテログリカン‐タンパク質などの多糖類とされていますが、その広範囲におよぶ疾病や症状に効果を示すことから、まだ解明されていない多くのBRMが含まれていて、その複合効果によるものと考えられています。

抗がん作用を持つ多糖類
β‐グルカン
チャーガの組成成分の中で特に注目されているのが、多糖類のβ‐グルカンとサポニンです。このβ‐グルカンが他のキノコ類にくらべ含有量の高いのが特徴です。多糖類というのはたくさんの単糖が結合した高分子のことで、キノコ類にはもともと良質の多糖類が多く含まれています。チャーガの多糖類の作用としては、生体の免疫力を高め、がん細胞の成育を阻止する働きによるものです。
免疫を担当している細胞には、リンパ球やマクロファージなどがあり、リンパ球には大きく分けてT細胞とB細胞があります。これら、免疫細胞の働きに対して、チャーガに含まれる多糖類は、T細胞などの、細胞性免疫の働きを活性化して、免疫機能を高めることが明らかになりました。つまり、がんやエイズ、皮膚疾患、肝炎など、抗ウイルス作用があるのです。
サポニン
1854年に、アメリカのガリッケス博士が薬用人参の根からサポニンを抽出しました。サポニンというのは多糖類の一種です。ドイツのギンスブルク博士は、サポニンの研究で、精嚢の重量が対照群に比べ40%増えたことを報告し、ブルガリアのベトコフ博士は、副腎皮質から、グルココルチコイドの分泌が増え、ストレスに対して、生体防衛反応を促進させる効果があったことを報告しました。
また、ロシアのブレフマン博士は、免疫力強化作用、作業能力増進作用、性腺発育促進作用、血糖値降下作用などがあることを証明しました。日本でも近畿大学東洋医学研究所の有地滋教授らは、サポニンを組織培養した肝がんにふりかけたところ、がん細胞が変形し、やがて正常になったことを確認しています。
こうした抗がん作用の研究は、1976年、東京大学、東邦大学、などの実験結果ががん学会で発表され、サポニンが約70%の患者に、がんの進行を抑制したことが報告されています。大阪大学の北川教授は、脂質の酸化抑制、血清脂質の改善、肝機能の改善、過酸化脂質の上昇抑制と分解促進などの効果をまとめています。
チャーガの抗酸化作用
チャーガの粉末
活性酸素は有益で有害
最近何かと話題になる活性酸素は、体にとって有害とされていますが、有害な面と、身体の防衛上重要な役割をもった有益な面を合わせ持っています。細菌・ウイルスなどの病原菌や身体にとって異物となる物質が身体に侵入すると、血液中に存在する「食細胞」とよばれる細胞が侵入した異物を食べて障害から身体を守ってくれます。
異物を食べた食細胞は、取り込んだ異物を溶かし排泄するため、細胞内で活性酸素を作り出し、その働きで異物を無害化します。
このように、活性酸素は有害である反面、身体になくてはならない物質であるといえます。
また、日光の紫外線などによっても活性酸素が作られ、殺菌の役目をしていることは、日常、布団などを天日干することでもお解りいただけます。環境汚染が騒がれる現在、現代人の体内には昔の人とは比べものにならないくらいあらゆる汚染物質が身体に侵入してきます。それにともなって食細胞が多量の活性酸素をつくり出し、余分な活性酸素が食細胞外へ流出します。
食細胞外は身体の中ですから異物を攻撃する作用が働き、正常な細胞を溶かしたり、刺激を加えて様々な障害を引き起こします。がんなどは、過剰な活性酸素により、正常細胞に慢性的な刺激が与えられ、正常細胞の遺伝子を変異させ、がんを直接的に発生させることが明らかになりました。
また、活性酸素は身体の中のコレステロールや中性脂肪などの脂質と反応すると過酸化脂質という物質に変化します。
それが血管の壁に付着すると動脈硬化を起こし、脳卒中や心筋梗塞などの原因になるなど、病気の90%は直接または間接的に活性酸素が原因と言われています。しかし、私たちの体内にはSOD(スーパーオキサイド・ディスムターゼ)という酵素が作られていて、過剰に増加した活性酸素や、過酸化脂質の産生を防いでくれます。SODは、有益で有害な活性酸素のコントロールをしていると言えます。
ところが、現代人は様々な汚染物質や化学物質などの有害物質が身体に多量に侵入し、それに伴い活性酸素が激増しますので、身体に備わっているSODの力だけでは活性酸素、過酸化脂質を処理しきれず、様々な現代病、難病が発生する原因となっています。
抗酸化物質の宝庫
チャーガが寄生する白樺の木の樹液は、美容と健康に優れた効果があると、ロシアでは昔から愛飲されてきました。
今までの研究では、多糖類、サポニン、アミノ酸、ミネラルなどの有効成分が含まれ、特に必須アミノ酸を豊富に含んでいます。人間の身体はアミノ酸で構成されるタンパク質からできており、健康を保つためにはアミノ酸はなくてはならない栄養素です。
また、多糖類やミネラルもがん、高血圧、利尿、便秘、胃腸病、美肌効果など、その守備範囲は広域に及びます。
この白樺の木に寄生し樹液を吸って大きく成長しますので、栄養の宝庫であることは容易に想像できます。
そして、一般的にキノコ類には抗酸化物質の含有量が多く、その中でもチャーガは特に際立っていることが成分分析で明らかになっており、チャーガ本来のフラボノイドをはじめリグニン、メラニンなどの抗酸化物質が豊富に含まれていますので、白樺の樹液とチャーガの有効成分の相乗効果が期待できるといえます。

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