活性酸素の発生と増加要因
活性酸素の発生
- 身近な活性酸素
- 私たちの呼吸にともなって消費する酸素の2%が、活性酸素になります(資料「2-3」)。
運動による酸素消費量の増加や各種加工品は活性酸素の発生を激増させ、いまや活性酸素は、【体内公害】といわれています(資料「3-2」)。
- 活性酸素が増加する現代社会
- 現代文明生活においては、種々の化学物質や各種刺激(電磁波、ストレスなど)が、ますます増加しています。現在の私たちは、体内に過剰な活性酸素の発生要因を抱えています。
活性酸素の増加要因
- 異物(細菌やウィルスなど)の侵入
- 人体に異物が侵入すると、白血球中の食細胞は活性酸素を出し、異物を攻撃して、死滅させます(資料「1-1」)。
- 多様な化学物質
- 化学物質(加工食品、医薬品、農薬、防腐剤、殺虫剤、排気ガス、汚染された水道水、タバコなど)なども人体に入ると大量の活性酸素を発生します(資料「1-1」)。
- 様々なストレス
- 精神的ストレス(怒り、悲しみ、失望、驚き)により、白血球中の好中球が活性酸素を発生します(資料「7-1・2」)。
- 激しいスポーツ
- ジョギングなどの激しいスポーツでは、酸素消費量が増え、活性酸素の発生量が増加します(資料「2-1、3-1」)。
※適度な運動は心肺機能を改善し、成人病予防に効果的です。
- 紫外線照射
- 布団や衣服の日光消毒は、紫外線によるものです。紫外線が細菌やカビに当ると、その体内に活性酸素が発生し、死滅します。紫外線による体内の活性酸素は、シミ・ソバカス・皮膚がんの元になります。
また、白内障の一因ともいわれています(資料「1-1」)。
- その他
- 電磁波、X線検査(CTも含む)、手術による血流の停止と再灌流など、によっても発生すると言われています。