日本SOD研究会 | 活性酸素による様々な弊害や疾病と活性酸素を抑制する丹羽SOD様作用食品について

最近、健康の鍵を握る物質として“活性酸素”と“SOD”の役割がクローズアップされてきました。そして、“活性酸素”が体内で増加すると、がんや成人病を始め、種々の弊害や疾病を引き起こすことがここ数年の間で明らかになってきました。当サイトでは、活性酸素の作用、障害、除去について丹羽靭負(耕三)博士の著書を中心に、出版物、学会誌、各種新聞などの公的な資料をもとにまとめて公開しております。

SOD様作用食品の種類と選択

確かな抗酸化食品の選択があなたの「命と健康」を守ります

猛威を奮う活性酸素や過酸化脂質に抵抗して、体内の酵素SODと同様な働きをして、身体を守る物質を抗酸化物質といいますが、食品としての抗酸化物質の名称は、「抗酸化食品」、「スカベンジャー」、「SOD様作用食品」などがあります。

この項では、抗酸化食品の種類と選択に際しての留意事項を述べたいと思います。

  1. SOD様作用食品の種類
  2. SOD様作用食品の比較
  3. SOD様作用食品の選択基準
  4. SOD様作用食品の継続摂取

SOD様作用食品の種類

抗酸化物質には、例えば次の種類があります。

  • 体内の酵素SOD
  • ビタミンを含有する天然の植物
  • ビタミン製剤
  • 天然原材料のSOD様作用食品
  • 化学合成のSOD様作用食品

以下、各抗酸化物質の概略を述べたいと思います。ただし、5については他社製品との比較になるため、省略します。

体内の酵素SOD
  • 長所:蛋白質で構成されるため、適切な蛋白質が十分に摂取されていれば、体内で合成されます。生理的に合成されるため、合成量や質の懸念が不必要です。
  • 短所:40才を越すとSOD産生能力が減少し、成人病やがんなどに罹患し易く、各種の老化現象が促進します。SOD産生能力は個人差があり、疾患発症の有無や疾患程度の軽重につながります。
ビタミンを含有する天然の植物
  • 体内の酵素SODと同様な抗酸化作用は、βカロチン、B2、C、Eが行うので、これらの成分を多く含有する天然の植物性食物を摂取します。より詳細については、次項に比較表を掲載しています。
    ※βカロチンは、身体に吸収されてビタミンAになります。
ビタミン製剤
  • 「ビタミンを含有する天然の植物」と同様に、βカロチン、B2、C、Eを主に、錠剤として服用します。より詳細については、次項に比較表を掲載しています。
植物性の天然原材料の各種ビタミンなどの成分を、身体に吸収されやすいように、種々な方法で加工したものです。ここでは、丹羽靱負(耕三)博士が研究・開発した「丹羽SOD様作用食品」を代表として、詳細を次ページの表に掲載しました。 なお、「その他のSOD様作用食品」と「丹羽SOD様作用食品」の比較は、「§9 丹羽SOD様作用食品および類似製剤とその効果」を参照にしてください。
天然原材料のSOD様作用食品
  • 植物性の天然原材料の各種ビタミンなどの成分を、身体に吸収されやすいように、種々な方法で加工したものです。
  • ここでは、丹羽靱負(耕三)博士が研究・開発した「丹羽SOD様作用食品」を代表として、詳細を次ページの表に掲載しました。
  • なお、「その他のSOD様作用食品」と「丹羽SOD様作用食品」の比較は、「丹羽SOD様作用食品および類似製剤とその効果」を参照にしてください。

SOD様作用食品の比較

前項のように、いわゆるSOD様作用食品には、「天然の植物」、「ビタミン製剤」、「天然原材料のSOD様作用食品」などがありますが、これらを比較検討してみましょう。なお、「天然原材料のSOD様作用食品」については、「丹羽SOD様作用食品」を代表としました。

  天然の植物 ビタミン製剤 丹羽SOD様食品
特徴
  • ・生物中の抗酸化物質であるビタミンを摂取する方法で、いわゆる野菜を食べれば、これらのビタミンが摂取できます。
  • ・化学合成品(特に、CやEが多い)と天然食物からの抽出品があります。
  • ・不足ビタミンがある場合、単体(例えば、C)として摂取が可能。
  • ・摂取量の計算が容易です。
  • ・天然の植物中のビタミンを分離・抽出せず、その植物の成分のまま加工するため、成分がバランス良く配合され、より効果的。
  • ・天然ビタミンのため、合成品よりはるかに効果があります1)。
短所
  • ・ビタミンのバランスを確保するためには、多種類の食品の摂取が必要です。
  • ・例えば、「がん」予防には、Cの場合、1日当たりピーマンだけでは15個が必要です。
  • ・天然では、購入時に指定が必要です(Eは天然以外は効果が薄い(三石教授))。
  • ・ビタミンの偏った摂取は、逆に副作用が心配となります。
  • ・例えば、EはCと併用されて効果を発揮します。
  • ・特にないが、敢えて挙げれば、天然の植物と比べて、高価なこと。
吸収性
  • ・食物中のビタミンは高分子で結合力が強い。このため、人間の消化液では、食物中のビタミンを完全に分解するのは容易ではなく、吸収されにくい(丹羽靱負(耕三)博士)。
  • ・多くのビタミン製剤は低分子化されているが、化学合成品の場合、細胞膜の中まで、浸透しにく い(丹羽靱負(耕三)博士)。
  • ・国際特許の加工法で、植物中のビタミンが低分子化され、更に天然のため吸収力が高い。   また、焙煎ゴマ油剤のため、細胞膜の中まで浸透がよい。
副作用
  • 特にありません。
  • ・偏ったビタミンの大量摂取は、ときに副作用をもたらします。
  • 1.大量のCは活性酸素を増加、また発がん性がある(三石教授)。
  • 2.大量のEで乳房の腫脹や抜け毛を認めた(医道の日本608号)。
  • 3.大量のAは先天性異常を認めた(朝日新聞:95-12-27)。
  • ・摂取当初、時に、腹部膨満感を感じたり、便秘or下痢になる人がいます(まもなく、治まります)。
  • ・天然食品のため副作用はありません(昭和大学内科・根岸講師)。
  • ・編者も、5年以上、摂取していますが、なんら副作用は認めません。

※編者コメント
天然ビタミンと合成ビタミンの差異:「ビタミン・バイブル」の著者アール・ミンデルは、「合成されたビタミンは満足のいく効果を生み出すことは生み出すが、天然のビタミンから得られる利点は、あらゆる点からみて、遙かにそれ(合成ビタミン)を凌ぐものである。合成と天然のビタミンを化学的に分析すれば同じ結果が出るかもしれない。だが、天然のビタミンにはそれにプラスされるものがある。なぜかというと、天然に存在するものには、合成にないものが含まれるからである。」としています。

SOD様作用食品の選択基準

健康食品の選択に際して、誤った選択をすれば、健康になれないばかりか、病気になってしまいます。

健康食品を勧める人の話を鵜呑みにするだけでなく、自分で資料を調べてみることも大切です。例えば、資料の中で下記の項目を検討してみましよう。

副作用のチェック
  • 最初に、原材料・成分表示・加工法を調べます。これらの表示がない場合には要注意です。不明な場合は、問い合せをしましよう。
  • ビタミンでは、「天然物」は「化学合成品」より高価です。「天然型」は「天然物」に似せた「化学合成品」です。
諸研究者の推奨
  • 一般的には、新聞やTVなどマスコミの報道内容をチェックします。
  • できれば、複数の研究者の研究内容、関連学会での報告、学会誌への投稿の有無なども調べましよう。「命と健康に関わることですから、頑張って調べてみてはいかがですか」
公的機関での使用
  • 病院や大学などの公的機関での使用実績の有無を調べましょう。
  • これらのデータは、信頼できる健康食品なら、必ず揃えているはずです。

SOD様作用食品の継続摂取

SOD様作用食品の摂取はいつまでか?
  • 結論からいえば、ある病気や症状の軽減・緩解が認められても、SOD様作用食品の摂取は継続する必要があると思われます。
  • 例えば、ある病気や症状で、SOD様作用食品を摂取し、それが改善した場合でも、その人の体質は大きく変化しないため、活性酸素を除去する必要性は継続します。 さもなければ、再び同様の症状が現れる可能性は否定できません。
  • 病気や症状が軽減した場合、経過を観察しながら、SOD様作用食品の摂取量を検討すべきである、と思われます。
SOD様作用品の摂取量を減らす方法は
ある病気や症状が軽減した後で、おもに経済的理由で、摂取量の減量をする場合には、以下の方法を検討するのも、一方策でしょう。この場合には、定期的に医師を受診し、経過を観察することが、より必要です。
  • 患者の周囲を取り巻く環境を変える
    • 既述の各論 活性酸素に記載した「活性酸素の増加要因」を熟知し、生活環境や社会的条件などを見直して、活性酸素の発生量を抑制しましよう。
  • 植物からのビタミン摂取量を増加する
    • 植物からのビタミン摂取は、「体内に吸収されにくい」という意味で、やや不利な場合もありますが、ある病気や症状が軽減した後で、摂取量を減らすためには、止むを得ない、と思われます。

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